
香川県のあらゆる活動にうどんは付き物です
香川県にお住まいの方はご存知のように、香川県ではあらゆる活動やイベントにうどんが振る舞われます。
- 地域の祭り
- 年越し
- 結婚式の引出物
- 法事
などなど・・・
挙げていけばキリがありませんが、とにかくうどんは付き物です。
大学などで県外に出た方が「年越しそば」ではなく「年越しうどん」を食べる文化があると聞くと驚かれるそうです。また、結婚式の引出物では「紅白のうどん」は鉄板だったりします。
各県による特色はありますが、何かとうどんを振る舞ってくれる香川県の文化は、県内に住んでいる方だけではなく県外の方もよろこんでくれるので、多くの方に受け入れられている尊い文化だと思います。
讃岐うどんが法事で振る舞われるって本当??
ここからがこのブログのメインテーマです。
こちらのホームページで詳細なデータを掲載されております。
2010年に香川県内各地で100軒から聞き取り調査を行ったところ、「法事でうどんを出す」と答えた家が94軒もあるそうです。
この時点で香川県の法事では讃岐うどんが必須であったことがわかります。
ちなみに、僧侶として法事に伺うと、

お寺さん、お経の前に何杯食べる?
と聞かれることがよくあり、お勤めの前に美味しいうどんをいただきます。
※時には、お経とお経の合間の休憩時間にうどんを振舞っていただくことがあります。僧侶はそれも想定して、お腹を空かして法事に向かう方も多かったりします。
お寺の法要でもうどんが振る舞われる??
浄土真宗のお寺では定期的に「報恩講法要」「永代経法要」などの法要が勤められております。
※浄土真宗のお寺では、法要で仏様のお話を聞かせていただくことが最も大切です。法要を開催することによりお寺は赤字になってしまうことも多いのですが、基本的には中止せずに続けてきたからこそ、今のお寺は存続していると言えます。
午前と午後を跨いで法要が開催されることが多いのですが、その場合には昼食にうどんを振る舞われることが非常に多いです。
※香川県には製麺所も多いので用意しやすく、比較的安価なので多くのお寺がうどんを振る舞っております。

お寺の法要って聞くと堅苦しそう・・・
というイメージもあるかも知れませんが、皆で一緒に仏様のお話を聞いて、皆で一緒に楽しく食事したりお話できるのがお寺の法要です。
皆様もお参りしてみてはいかがでしょうか。
讃岐寺では、いつでも法話を聞ける浄土真宗のお寺を紹介しております。