【浄土真宗のお仏壇】「飾り方」と「購入時の注意点」を解説します

お仏壇を中心に生活できれば平和です

浄土真宗での、お仏壇は阿弥陀さまを安置する場所であります。

そして、家族みんなで仏さまの方向に向かえる場所でありますので、家庭の中心となるものです。

誰かが亡くなった時に焦って購入するのではなく、時間や経済的な余裕ができた時に購入いただくのが理想的であります。

経済的な問題でどうしても購入できない場合、「南無阿弥陀仏」の名号でも大丈夫です。

どちらにせよ、家族で一緒にお仏壇に向かって合掌する時間は家庭平和につながりますので大切にしたいものです。

お仏壇の飾り方は地域差がある??

本来は、同じ宗派ではお仏壇の飾り方に違いはありません。

しかし、特定の宗派が多い地域では、その宗派の飾り方をしてしまう家庭が少なくはありません。

また、地域の皆様と違った飾り方をすれば近所の方から否定されることもあります。

先祖代々の飾り方を崩すことには抵抗もあると思います。

ですから、今ページでは、「〜〜〜してください」という目線ではなく、「〜〜〜はしないでください」という注意点を箇条書きで書いていきます。

※地域のルールに忠実にするか否かは皆様にお任せ致します。

浄土真宗のお仏壇の間違えた飾り方

供物ばかりにしない

供物の数が多い方がいいという訳ではありません。

お仏壇の中心は阿弥陀さまですので、阿弥陀さまよりも供物が目立ってしますような荘厳は好ましいとは言えないのではないでしょうか。

お仏壇の中に置ききれない供物は、お仏壇の外に供物専用の台を置いて、お供えし、お仏壇の中は阿弥陀さまを讃える場として、綺麗に整頓させましょう。

お仏壇の中に写真は置かない

浄土真宗では、お仏壇の中に写真は置きません。

その理由として、礼拝の対象は故人ではなく阿弥陀さまだからです。

また、この世界でいのちを終えたら、お仏壇の中に入っていくような、閉じ込められた世界に生まれるみ教えではありません。

浄土真宗は往生即成仏と言われます。阿弥陀さまのお浄土に生まれさせていただくことは、かならず仏と成ることが約束されています。

仏としてのいのちをいただいたならば、お仏壇の中でじ〜っとしている訳ではありません。南無阿弥陀仏のご縁となり、今度は私たちを導くために、まるで遊ぶように、楽しくはたらき続けておられます。決して仏壇の中に閉じ込められません。

しかし、故人がご縁となって、お仏壇を大切にされている方もおられると思われます。

その気持ちを否定することはできません。遺影をお仏壇の外に置いて、故人を思い出しつつ、お仏壇の前でお念仏もうしながら阿弥陀さまのおすくいを想わせていただきましょう。

水や茶を茶湯器で置かない

置かれる方に理由を尋ねますと、「仏さまが喉を渇かないように」という返答を聞くことがあります。そう思う気持ちは大切であり、否定する気はありません。

しかし、仏さまは喉は渇きません。

浄土には、「八功徳水」という、八種類のすぐれた性質を具えた水が湧いております。私たちが飲んでいる水とは比べ物にならないほどの味と功徳を具えており、その面に関しては充分に満たされていると思いますので、水や茶を供える必要はありません。

お仏壇はいつも清潔に整えておく

お仏壇の中まで、俗の場にしてはならないと思います。

置く場所がわからないから仏壇にしまったり、汚れやホコリが付いたままでは家庭の中心になりません。お仏壇は浄土をあらわしておりますから、私のすくいそのものをあらわしているとも言うことができます。

そのようなお仏壇ですので、いつも清潔に、大切にしたいですね。

位牌ではなく過去帳を

位牌には、「霊が宿る場所」という意味があるそうです。

よく、お仏壇やお墓の「おしょうね入れ」をしてくださいと依頼されますが、浄土真宗では、そのような考え方はありません。

阿弥陀さまの本願を信じ、往生が決定されている方は、いのちが終える時、すみやかにお浄土に生まれさせていただきます。

決して、「迷わないように」との私たちの想いで、私たちの力によって位牌やお墓におしょうねを入れることはしません。ですから、基本的には位牌を用いなくて結構です。

過去帳を通して、故人を思い出しつつ、疑いようのない阿弥陀さまのおはたらきによって故人は浄土に参らせていただいたのだと受け取らせていただき、その阿弥陀さまのはたらきは、私たちを目当てとされていることを聞かせていただきましょう。

他宗の仏像やお札を入れない

たまに、他宗教の仏像や、お札を見かけることがあります。おそらく、仏像は置き場がなく、処分も出来ずに、仏壇の中に置いたものでしょう。

お札を置く方にも、同様の理由があるかと思われますが、それ以外に何か願い事を叶えるためにお仏壇の中に置かれている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

テレビで、お仏壇に宝くじをしまっている様子を見たことがありますが、浄土真宗は、そのような自分の利益(りえき)を求めるみ教えではありません。

恥じるべき自身の煩悩を省みさせていただくみ教えにも関わらず、お仏壇を通して煩悩を掻き立てるのは、本末転倒であります。

「お仏壇は阿弥陀さまのおられる浄土をあらわしている」ということを忘れなければ、他宗の仏像やお札を入れることはないでしょう。

その根幹を、ともに大切にしましょう。

家庭の中心となるお仏壇がある生活を、ともに送らせていただきましょう!